40代女性の幸せホルモンをアップさせる! 3分のセルケア『タッピング・タッチ』のすすめ。
ストレスを感じたり、落ち込んだときにどうやって解消していますか? 効果が早いのが、最近話題の「幸せホルモン」の活性化。「幸せホルモン」とは、心を安定させ、温かく幸せな気持ちをもたらすホルモンで、セロトニンや、オキシトシンが代表的です。
オキシトシンは、恋人や家族、ペットなどとのスキンシップや触れあいでも活性化されます。ほかにも、朝太陽の光を浴びることや、ウォーキングなど一定のリズムで行う運動でも、心を安定させるセロトニンの分泌を高めることができるそう。
そしてさらに一人ででも、たった3分で「幸せホルモン」を活性化できると注目なのが、セルフケア『タッピング・タッチ』です。これは、臨床心理学博士の中川一郎さんが開発した、ココロとカラダを癒すためのメソッド。詳しくは著書を読んでいただくとして、ここでは、心とカラダのコリをゆるめ、3分で心をふわふわにするというセルフケア、タッピング・タッチを簡単にご紹介します。
目次
「タッピング・タッチ」とは?
ココロとカラダのコリをゆるめるには、脳の前頭前野の血流をよくすることが大事。この方法でも「幸せホルモン」と呼ばれる、セロトニンやオキシトシンは活性化されるそうです。そしてこの活性化にとても有効なのが、グルーミングを応用した『タッピング・タッチ』です。グルーミングは、動物でいう「カラダに触れる身づくろい」のこと。
動物はグルーミングでお互いに安心感を与え合いますが、人同士が行っても、幸せホルモンを分泌する脳の部位が活性化することが実証されています。
『タッピング・タッチ』のメソッドは、グルーミングをセルフケアに応用し、指先の腹を使って、顔や頭、身体をポンポンとタッチする超簡単なもの。両手を交互に使って、指を優しく弾くような感覚で行います。
カップルや家族など仲の良い2人一組で、お互いに背中や頭を中心に触れ合うのが基本だそうですが、「幸せホルモン」の活性化には一人で行っても有効だそう。元気のないときや、ストレスがたまってイライラしたときなどに、ぜひ試してみてください。
ココロとカラダが軽くなるケア方法。
まずは椅子に座って、両腕を軽く振って力を抜きます。アクセサリーなど、指先のタッチに邪魔になるものは外します。ポイントは、1〜2秒に1回くらいのリズムで指を弾ませ、左右交互にタッピング。指先には力を入れず、ふんわりとマシュマロにふれるような軽いタッチで行います。
自分の好きな部位をタッピングしてOKですが、顔から頭、首、肩、胸、お腹という流れが行いやすいそう。腕や太ももなど、心地いいと感じる他の部位を加えてもOK。1カ所20〜30回ずつタッピングすれば、3分程度終了です。では、いざ実践!
あごから順番に、お腹までタッピング・タッチ
最初は、指の腹をあごに当て、あごを左右交互にタッピング→こめかみ→ひたい→頭→首から肩にかけて→胸の鎖骨下あたり→みぞおち→下腹→最後に両手の温もりを下腹に伝えて深呼吸。
「幸せホルモン」を活性化させる
タッピングの効果は?
タッピング・タッチには、体温を上げる効果があり、最後にお腹に手のひらを当てると、じんわりと手の温かさを感じるはず。自分自身の温もりを感じることでも安心感につながります。急がず、ゆっくり、淡々と続けることが大事ですが、始めはゆったりとしたテンポに、かえってイライラすることもあるかも。それは心が特に疲れているサイン。
全部で3分もかからなかったら、かなりお疲れモードのようです。できれば、10分くらいかけて、ゆったりと自分を大切にする時間にしましょう。だんだんと気持ちが落ち着いて、コリもほぐれ、カラダも心も軽くなっていることに気づくはず。そうなれば、心を安定させて深いリラックスを導く「幸せホルモン」が活性化されている証拠!
まとめ
分泌されると、心とカラダに幸福感や心地良さをもたらす「幸せホルモン」。イライラを抑えて心のバランスを整え、安心をもたらすセロトニンや、ストレスを軽減させて深いリラックスへと導き、温かく幸せな気持ちをもたらすオキシトシンが代表的ですが、これらは美味しいものを食べたり、愛する人、親しい人とゆっくり過ごすだけでも簡単に活性化されるんです。
このタッピング・タッチは、人の温もりをお互いに感じるグルーミング効果を、セルフケアでも味わうことができるようにと考案されたもの。もちろん、カップルで行えば効果倍増! ヘタなマッサージよりも、「幸せホルモン」がドバドバ分泌されるはず。ぜひお試しあれ。