女を上げる、女を磨く、美ボディのためのバスタイム術。

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加齢により年々つらくなってくるのが、冷えや肩こりなどの筋肉疲労。

年齢とともに血流量は低下する傾向にあり、冷え性は末梢血管が収縮し、カラダの末端まで温かい血液が十分に回らないことが原因です。

また冷えに伴って、末梢の循環が滞り、余分な水分が皮下組織に溜まるとむくみの原因にも。

さらに乳酸やアンモニアなど、運動時に筋肉でつくり出される疲労物質が溜まることで、筋肉疲労が起こります。肩こりもいわば筋肉疲労の一種。血液の循環が低下すると疲労物質の排出も滞るため、コリや疲れがなかなか取れず、慢性疲労の原因となるわけです。

昔から「冷えは万病の元」といいますが、女性にとってカラダの冷えは、お肌やボディの老化をも促進するおそろしい敵なのです。

そこで、冷え性&肩こりなど女性特有の悩みを解決するには、全身を温めるバスタイムこそ理想的な解消の場。単に体を洗うだけのルーティーンワークの時間にするなんて、あまりにもったいないハナシ。女性の健やかな美は毎日のバスタイムでこそ育まれるのです。

バスタイムに知っておきたい、女磨きのミニ知識。

身も心も1日の疲れから解き放たれ、思いきりリラックスできることこそがお風呂の第一の効用。

手っ取り早くシャワーだけで済ませるなんて、もってのほか。体の疲れも、ストレスもしっかり洗い流すには、湯船に浸かることが基本です。

ここで血行を促進し冷えを改善しましょう。新陳代謝を高め、体内の老廃物の排出を促すことで、疲れがカラダの芯からほぐれれば、その後の美容ケアの効果も倍増! 美肌を育むバスタイムは、毎日の楽しみな時間に変わるはず。

①入浴前に1杯の水

お風呂では思っている以上に水分が失われがち。入浴前にはグラス1杯の水を飲む習慣をつけましょう。

②湯船に浸かってこそ血行改善

半身浴派もいいけれど、実は上半身を温めるのに時間がかかり、逆に疲れてしまう人も多いよう。

また、半身浴では39℃〜40℃くらいのぬるめのお湯に、15分〜30分に浸かるのが一般的ですが、お湯につかっていない部分が乾燥しやすく、乾燥肌の人にはあまりおすすめできません。

美肌にためには熱めのお湯にしっかり肩まで浸かるほうがよいという説もあり、この場合は42℃程度のお湯に5分ほど、じんわり汗が出るくらいが目安。

カラダを芯から温めることで、全身に血流が巡り細胞の再生を促進。老廃物や筋肉疲労物質の排出を促します。筋肉の緊張もやわらぐので、毎日続けることで、疲れが溜まりにくくなるはず。

③美肌のために、ゴシゴシ洗いはNG

カラダを芯からしっかり温めるバスタイムこそ、美容に最適の時間。

血流がアップし、毛穴が開いているこのタイミングなら、ゴシゴシこすらなくてもたっぷりの泡で優しく洗うだけで、顔もボディもしっかり毛穴の汚れまで落とせ、ツヤ肌づくりに効果大!

逆に洗いすぎると、必要な肌の油分まで奪われ、乾燥肌やトラブル肌を招くこともあるので気をつけて。

④頭皮のクレンジングもお忘れなく

バスタイムは全身のお肌だけではなく、頭皮のクレンジングにも効果大。シャンプー前の頭皮マッサージで、美髪ケアを。

余分な皮脂などの毛穴汚れを浮かせてから洗うことで、ツヤ髪を育てるための土壌をすこやかに保ちましょう。専用のクレンジング剤もいろいろ出ているので、ぜひお試しあれ。

⑤お風呂で顔パックもNG

入浴中は血液の循環が良くなるため、老廃物を肌の外に排出する時間。

パックすると、その排出を押しとどめることに。パックはお風呂から上がった後が基本です。美容液の浸透もアップするので効果倍増。

お風呂上がりは乾燥を避けるために、顔もボディも即行で保湿ケアを。血行がアップし、毛穴が開いているこのときこそ、美肌を育む絶好のタイミングです。

入浴タイムにおすすめの「ちょこっとエクササイズ」。

お湯の温度、水圧、浮力を利用したバスタブでのエクササイズやマッサージは、思っている以上に負荷がかかるので、筋肉を支配する神経が刺激され、シェイプ&ストレッチ効果大。

お湯で温まることで血流が通常の1.5倍になるともいわれ、細胞の活性化による新陳代謝アップと老廃物排出も促進されます。だからこの時間をダイエットに活用して毎日続けていれば、のちのち嬉しい結果に繋がるはずです。

夕方から夜にかけて足がむくむ、冷えでふくらはぎがパンパンという場合は、老廃物や余分な水分が溜まっている証拠。放っておくと脂肪のつきやすい体になるので早めにケアを。

足首を回して、むくみ&冷え性を改善。

足首には血管が集まっているため、お湯の中での運動は全身の血行改善に効果大。手の指を足指にからませて、左右5回ずつグルグル回します。足が疲れている日には、多めでもOK。

ふくらはぎの老廃物を押し流し、むくみ足をスッキリさせる。

座った状態でヒザを立て、手をグーにし、指の第二関節を使って、ふくらはぎの筋肉を下から上へマッサージ。

グーッと力を入れて、イタ気持ちいいくらいの強さがベスト。両足それぞれ20回程度。

二の腕

二の腕の贅肉をシェイプするには、贅肉をひねりながら、もみほぐすマッサージが効果的。

溜まったセルライトをほぐすように、筋肉と脂肪を刺激します。その後、ほぐした筋肉の老廃物を、ハンドマッサージで脇のリンパに流し、二の腕の贅肉スッキリを目指します。

二の腕の「振り袖贅肉」をねじって、ほぐして撃退!

二の腕の肉をヒジから、もう片方の手でつかむようにして、手のひら全体に力を入れ、外側から内にひねり上げます。

ヒジから徐々に脇に向かって、4〜5か所をゆっくりひねります。左右5回ずつ。

脂肪と老廃物をリンパに流してデトックス。

親指と、揃えた4本の指を90℃の角度に広げ、親指をヒジの内側にのせます。

この状態で腕を挟むようにして、ヒジから脇に向かってこすり上げます。脂肪を集め、老廃物を脇のリンパ節に押し流すイメージで、手のひらにしっかり力を入れてマッサージ。左右5回ずつ。

ウエスト

バスタブのお湯の水圧を利用し、ウエストもしっかりひねってシェイプ。お腹の贅肉に効くうえ、新陳代謝アップで一石二鳥です。

お湯でカラダを温め、筋肉をほぐしながらの楽チンエクササイズ!

①浴槽でお湯に浸かって正座します。

②息を吐きながら5秒で体を左にひねり、息を止めて3秒キープ。その後また5秒、鼻で息を吸いながら元に戻ります。

③同じ要領で、次は息を吐きながら右に体をひねり、息を止めて3秒キープ。息を吸いながら5秒で元に戻ります。

カラダを温めるお手軽入浴剤etc.

お風呂のお湯に塩を加えると保温効果がアップ。粗塩などの高温処理されていない天然塩であれば何でもOK。天然の塩は、ミネラルやマグネシウムの保湿作用ほか、発汗作用やデトックス効果もあり、冬におすすめです。

アロマオイル

バスタイムは、ラベンダーやカモミールなどのリラックス系ほか、ペパーミントやローズマリーなど、スッキリしたリフレッシュ系の香りがおすすめ。

数滴垂らすだけとはいえ素肌に直接触れるので、エッセンシャルオイルはできるだけ純度の高いものか、お風呂専用のものを選ぶのがベスト。

柑橘系フルーツ

柑橘系フルーツの果実には、血行を促進しカラダを温める作用のほか、ビタミンCやクエン酸による美肌効果も期待できます。

おもに皮の成分が有効なので、食べた後の皮を入れるだけでもOK.。

まとめ

バスタイムは、カラダをクリーンに保つだけでなく、美肌づくり、血行改善、新陳代謝アップなどなど、女性のための効用がいっぱい。

さらにバスタブに浸かる入浴は、体温が上昇し筋肉もほぐれるため、リラックス効果が高く、就寝前に入浴すれば快眠につながります。だからこそ女を磨くなら、ぜひこの時間を、気持ち良く楽しんで有効活用しましょう。

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