忙しいアラフォーのためのプログラム。 いつもの生活でキレイになれる『ながらダイエット』。
厳しい食事制限だったり、ジムでのトレーニングだったりの本格的ダイエットで変身、というのは実際のところかなりの心構えが必要で、時間もお金もかかるもの。できればいつもの生活リズムを崩さず、リーズナブルにダイエットしたい。
そんな働き女子はもちろん、子育てや家事に追われて、なかなかダイエットできない人にもおすすめなのが『ながらダイエット』。立つとき、歩くとき、座るときに“ココにさえ気をつければ”痩せやすい身体になれるという、お手軽ダイエットプログラムです。
お手軽とはいえ、このダイエットプログラムは、短期ではなく長期スパンで継続することが大事。方法を身につけさえすれば、誰でも普段の生活の中で実践できるのがポイントで、続ければ1年で2.5㎏減も夢じゃない!?
『ながらダイエット』とは?
ながらダイエットは、いつもの生活の中で、筋肉の使い方を意識するだけで、痩せやすいカラダになるというもの。立ち方や座り方、歩き方など、普段の動作の中で力を入れる部位を意識するだけで、エネルギーの消費量がアップ!
1日に約50kcalのエネルギーが追加消費されるそうで、1年で約1万8000kcal。脂肪に換算すれば2.5㎏の体脂肪を落とせるのだとか。「1年で、たったそれだけ!?」と思うかもしれないけれど、食事は計算に入らないので、食事を今までより少し低カロリーにしたり、他のエクササイズを組み合わせたりすれば、もっと体重を落とすことも可能なはず。
でも、とにかく短期間で痩せようとするのではなく、継続することが大事です。今まで無意識に立ったり座ったり、歩いていたりしたことを、意識を変えて続けるだけ。これでどんどん体形がスッキリしてきたり、見た目がキレイなっていくという、3年後、5年後の若さと美しさに繋げるプログラムなのです。
目指せマイナス2.5㎏!
“ながら”でできる簡単エクササイズ。
立つ、座る、歩くといった普段の動作の中で、どこに力を入れればいいかを覚えるだけなので、とても簡単! 意識すると、自然に身体が動きやすくなったり、体幹の筋肉も鍛えられたりするので、おのずとエネルギー消費量もアップするのが嬉しいポイント。また、続けやすいからリバウンドしにくいのも魅力です。
①立っているとき
電車でも会社でも、立っているときは、お腹を意識。猫背にならないよう、肩を大きく広げ、お腹が「背中につく」くらいのイメージで、お腹に力を入れます。お尻は、内側に絞り込むように力を入れます。
<筋肉ポイント>
お腹を引き締めると背筋が伸び、立っているだけで体幹の筋肉もしっかり使えるようになります。
②歩くとき
重要なのは脚のつけ根。みぞおちに脚のつけ根があるとイメージしながら、脚を大きく前に出す。このとき、脚と同時に腰も自然に前後に動かすように心がけて。1歩1歩を大きく踏み出し、脚と腰、そして腕を大きく振りながらモデルウォーク!
<筋肉ポイント>
脚を大きく前に出すと、骨盤も動き、大腰筋など腰回りの衰えやすい筋肉を鍛えられます。
③座るとき
立っているときと同様、お腹に力を入れて、グッとへこませる。脚とお尻にも力を入れて。お尻は、座骨を立てるイメージで。お尻の左右の座骨が椅子に接しているのを感じながら座る。両膝を閉じて座ると、太もも内側の引き締めに。
<筋肉ポイント>
お腹に力をいれる時間が長いほど、腹直筋が鍛えられ、引き締まったお腹に。お尻の骨(座骨)を、椅子に突き刺すようなイメージで座ると、骨盤が真っ直ぐに。これで下腹のたるみを防ぎます。
④階段を上るとき
太ももとお尻に力を入れ、身体を上に持ち上げる。
<筋肉ポイント>
太ももやお尻などの大きな筋肉を鍛えることで、代謝がアップ! 消費カロリーが増加します。
疲れたときにおすすめの体幹ストレッチ
“ながらエクササイズ”をしながらも、オフィスなどで長時間座って、背骨の周りの筋肉が硬くなり、疲れを覚えたら、ストレッチで筋肉をほぐして血行を回復しましょう。
①息を吐きながら背中を丸める。
椅子に座り、ゆっくりと息を吐きながら、背中を丸めて両手を膝の方向に伸ばす。
②背中を軽く反る。
ゆっくりと息を吸いながら背中を起こす。このときヒジは曲げ、軽く背中を反らせる。
まとめ
『ながらダイエット』を続けていくと、
●スッキリ体形になる。
●見た目が若々しくなる。
●肩コリや腰痛が軽減。
●疲れにくくなる。
など、普段の動作の中で、筋肉が自然と鍛えられて代謝がアップ! 身体が引き締まってくるから体形もスッキリしてきます。また、立ったり座ったりするときの姿勢がよくなるので、動作が美しく若々しい印象に。
そして、肩や腰回りの筋肉を大きく動かすことで血行が促され、コリが軽減されます。さらに身体の軸がしっかりするので、無駄な動きが減って身体がスムーズに動き、疲れにくくなるようです。「いざ、ダイエット!」というのではなく、いつもの生活の中で、少しづつ行うものだからこそ、お手軽で続けやすい。1年後の若返りを目指して、明日からはじめてみませんか?