スキンケア＆メイクで輝きを取り戻す！ アラフォーを美肌に見せる「ツヤ盛り」講座。
大人の肌をキレイに見せるには、“ツヤ”感が大事、というのが最近の常識。ツヤは、透明感や血色、うるおい、ハリなど、美肌に欠かせない要素を象徴する質感です。これによって肌が健康に見えるうえ、女度もグンとアップ！
けれどアラフォーは、自前のツヤが乏しくなってくるお年頃…。乾燥やシワなどによって肌がしぼむことで、表面にさまざまな凹凸ができてしまうためだとか。だからこそスキンケア＆ベースメイクはもちろん、メイクにもツヤを盛るのが今のトレンドのよう。そこで、大人の肌に失われがちな“ツヤ”を肌に宿らせるには？ まずはスキンケアとベースメイクの“ツヤ盛り”テクで解決法をお伝えします！
アラフォーのツヤ肌効果とは？
その１．健康な生活をしているように見せてくれる。
肌のツヤは健康美の証。加齢や環境に負けないていねいなケアや、健康的な生活習慣を実践しているという印象を与えます。
その２．平面の顔にメリハリができ、小顔効果も！
頬の高い位置にツヤがあると、ぷるんとしたハリのある印象になり、平面顔にもメリハリがつく。その結果、ゆるんだ輪郭もスッキリ見えて、小顔効果も生まれます。
その３．肌悩みをカモフラージュして、美肌に見せてくれる。
シワ、シミ、くすみなど、アラフォーの肌悩みもツヤがあるだけでカモフラージュでき、美肌な印象に。
その４．品のいい色気がプラスされる。
頬のツヤはフレッシュな色香、額のツヤは女性らしいしなやかな色気を発するのだとか。アラフォーの上品な色気は、自然にみえるツヤにあり。
スキンケアで肌のツヤを復活させる。
スキンケアでツヤ肌を復活させるには、肌をなめらかに整え、水分と油分をしっかり入れ込み、うるおいで満たしてふくらませること。さらに持続させるために美容液で、肌の内側からふっくら弾むハリを高めるためのケアをプラス。これがかなえば、アラフォーでも、自然と肌表面のツヤを取り戻すことができるそう。
１．化粧水前にまず、肌に水分を引き込む準備。
ツヤは、肌がなめらかでないと生まれません。肌のザラつきや角質をオフするには、酵素洗顔や炭酸パックのケアがおすすめ。洗顔後は、すぐに化粧水でもOKですが、肌の引き込み力が低下しがちなアラフォーは、水分の導入剤としてオイルをブースター的に使うとより効果的。リンパマッサージの要領で、肌になじませましょう。
HOW-TO
①オイルは、1円玉くらいの量を目安に肌全体に広げ、小鼻のまわりのコリをほぐすように、くるくると優しくマッサージ。肌の奥の滞りを流すようになじませるのがコツです。
②そのまま手のひらでプッシュしつつ、手を移動させて耳横まで流します。口元は唇までオイルをなじませて、同様にプッシュしながら耳横まで流します。
③耳横まで流したら、そのまま首筋を通って、鎖骨まで軽くプッシュしながら流す。この①〜③を3回繰り返します。肌のよどみを解消し、水分の受け入れ態勢も万全に。
２．化粧水をたっぷり肌の中に送り込む。
アラフォーのツヤを速攻で蘇らせるには、肌の奥から化粧水のうるおいで満たし、ふくらませることが大事。顔にオイルがちょっと残っているところに、100円玉大ぐらい量の化粧水を手に取り、オイルとなじませるように顔全体にすべらせます。さらにもう１度100円玉大を手のひらに広げ、手のひら全体で小刻みに動かしながらギュッと肌に押し込んでいきます。
３．美容液で肌の土台を立て直し、ツヤを育てる。
肌ツヤの衰えは、ハリと弾力が衰えて肌表面の反射率が下がるのが原因。その解決には美容液で土台を立て直すことが必要です。アラフォーなら顔全体用の美容液と、シワ改善用の美容液のダブル使いでケアするのがおすすめ。
４．クリームでフタをしながら、油のツヤもオン。
化粧水と美容液でため込んだうるおいは、クリームでフタをして閉じ込めることが大事。アラフォーは、贅沢な美容成分配合のリッチクリームがベターです。顔全体になじませたら、最後に手でパックするように顔全体をじっくり包み込み、美容成分の浸透を高めましょう。
ベースメイクで“美肌なツヤ”をさらにアップ！
ベースメイクは、スキンケアでうるうるになったツヤを生かしつつ、2種類の下地を使い分けて素肌のツヤをさらに高めます。ファンデーションはカバーというより、ツヤを持続させる目的で、下地を生かすために部分使いするのがポイント。だから厚塗りは厳禁です！
１．うるおい下地で“スキンケアしたての肌”に。
下地は、コントロールカラーやファンデーションのノリや持ちをよくするためのものですが、スキンケアのうるおいを消さずに、いかにその効果を発揮させるかが“ツヤ肌”づくりのポイント。保湿効果の高い下地を選ぶことも大切です。
HOW-TO
①スキンケアしたてのうるうるした状態を演出するため、保湿効果の高い下地がベスト。手のひらに伸ばしてから、内から外へ肌全体に均一にフィットさせます。
②小鼻まわりや目元、口まわりなどの細かい部分は、指先を使って下地をきちんとフィットさせることが大切です。塗りむらは化粧崩れの原因になるので要注意。
２．コントロールカラーで肌の明るさをアップ！
くすみや色ムラが気になる部分は、コントロールカラーを部分的に使ってトーンアップしましょう。コントロールカラーは、女性らしいニュアンスにするならピンク、いきいきとアクティブな印象ならオレンジ、透明感アップなら紫がおすすめ。
HOW-TO
コントロールカラーは、クマやくすみが目立ちやすい目の下はマスト。目の下から頬に向かってなじませましょう。さらに小鼻まわりや唇の口角の下、暗くなりやすい鼻と唇の間もトーンアップを。ツヤを損なう肌の暗さが一掃され、輝きが生まれます。
３．ファンデーションは部分使いで、ベースのツヤをキープ。
ファンデーションはツヤを足すという意識で部分的に使うのがポイント。スキンケアのツヤは時間とともに薄れますが、ファンデーションなら長持ちします。よりツヤの出るクッションファンデや、薄づきのクリームタイプがおすすめ。
HOW-TO
①一番注目されやすい目の下の三角地帯にポンポンとのせ、ベースとの境目は指で伸ばします。
②額と鼻のTゾーンを中心にポンポンとのせて、残りを額と口まわりに伸ばします。
４．コンシーラーの部分使いで、ツヤ肌の曇りを払拭。
ファンデーションを塗り終わっても、まだシミが目立って気になるという場合は、ファンデーションを塗り重ねるより、コンシーラーを使ってピンポイントでカバーを。ツヤを消さず、ツヤ肌が生きる仕上がりになるはず。
５．ツヤが不要な部分は、パウダーでテカリを押さえる。
基本は全体がうるうるのツヤ肌、眉間や小鼻などお疲れ肌に見える部分のテカリだけパウダーで消すのがコツ。スポンジよりもブラシを使う方が、より薄づきで毛穴もふわっとカバーできます。
HOW-TO
①ブラシにパウダーを含ませ、余分を払ったら、眉間と小鼻にさっとひとはけ。鼻筋にツヤを残すのがコツ。
②目元は油分が多いとアイメイクが崩れやすいので、ベタつく場合はパウダーをひとはけ。
まとめ
肌の透明感、うるおい、ハリ、血色……。美肌の条件とされるこれらを象徴するのが、ツヤ感のあるきちんとお手入れされた肌。しかしアラフォーともなると、残念ながら肌もしぼみがちで、自前のツヤが衰えてくる頃。
だからこそ！ツヤ肌作りに力を注ぐべきなのです。スキンケア＆ベースメークで、ツヤを盛るのは十分可能です。くすみやシワもカモフラージュしてくれるうえ、フェイスラインのたるみなども、頬にツヤがあれば気にならなくなるはず。
“ツヤ盛り”によって、さまざまな肌悩みが目立たなくなり、キレイな肌に見えるようになるから、アラフォーには欠かせないテクです。品のいい女の色香を漂わせるなら、ツヤ肌で勝負！
