老け顔を解消して、マイナス5歳の若顔に! アラフォーからはじめる「顔筋マッサージ」。
老け顔の原因となるほうれい線や、シワ、たるみも、元はといえば、日々の緊張や悪い姿勢による筋肉のコリ、血流・リンパの滞りが影響しています。顔筋へのマッサージで、筋肉本来の働きを取り戻し、見た目年齢マイナス5歳を目指したいもの。
そこで、緊張による食いしばりや、悪い姿勢による肩こりの延長で凝ってしまった顔、首、頭の筋肉を、マッサージでリセット。夜行えばリラックスできて、朝なら気持ちのよい目覚めに変わるはず。
目次
10秒で顔筋をリセットする「顔筋マッサージ」とは?
首がコリやすく、朝起きたときにあごや肩がだるいという人は、あごを突き出したり、顔が下向きであごを引くクセがあるらしいです。毎日、長時間スマホを見続けていると、こんなクセがついてしまうよう。これが“老け顔”の要因にもなるので要注意。
顔と頭の筋肉は、歯の食いしばりや下向き姿勢のクセなどで、凝って硬くなりがちです。弾力を失った筋肉は血行が悪いため、たるみやシワができやすいという悪循環に。そんな頭と顔筋のコリによる“老け顔”を解消するには、筋肉の深いところにあるコリを、朝夜のケアでリセットすることが大事です。
筋肉が本来持っているポンプ作用が働けば、血行とリンパの流れが回復し、シワやたるみ、むくみの改善に繋がります。
マッサージは、こするのではなく、指で圧を加えてプッシュする要領で。朝夜ともにスキンケアの前に行うのが効果的。お風呂などで筋肉を温めながら行ってもOK。夜ならリラックスして眠れます。
“老け顔”解消には、筋肉をゆるめて、
血行とリンパの流れをアップ!
顔筋マッサージのコツは、指で筋肉を垂直に押さえたまま、骨まわりをほぐすイメージで行います。イタ気持ちいいくらいしっかり圧をかけながら、指を小さく動かしてコリをほぐしましょう。
1.首筋リセットで、リンパの流れを開通。
首のコリは、顔のむくみやたるみの原因。顔筋をほぐす前に、まずは首の筋肉をほぐして、顔からカラダへのリンパの流れ道を回復させましょう。
①親指以外の4本の指を、首の後ろの骨に当てます。親指は首の横の筋肉に当てます。
②親指で首の横を押しながら、首を前後に倒して「うんうん」、左右に「いやいや」というように小さく5回ずつ振ります。親指の位置を少しずつ上にずらして、4カ所ほど繰り返します。
2.意外と重要! あごマッサージ
耳の後ろ側にある耳下腺リンパ節を親指で刺激しながら、「あ」「ん」と口を大きく開け閉めします。次に、頬骨を指で押さえながら口を動かして、凝った頬の筋肉を伸ばしながら整えます。鏡を見ながら、口を真っ直ぐキレイに動かせばゆがみの調整にも。
①親指で耳の後ろを押しながら、「あ」「ん」と口を大きく動かすのを10回繰り返す。耳の近くにはリンパ節があるので、刺激すると流れが良くなります。
②人指し指、中指、薬指の3本で、目尻から下ろした線と、小鼻から伸ばした線が交差するポイントを、頬骨を下から突き上げるように押さえる。
③指はそのままで、口を「あ」「ん」の形に10回動かす。このとき、頬の筋肉が動くのを、指で感じ取れたら正しい位置でできているサイン。指の位置を少しずつ外側にずらして、3回繰り返す。
3.額と頭の緊張をゆるめる頭部マッサージ。
おでこにシワができたり、まぶたが重く感じるのは、おでこ全体を覆う筋肉がカチカチになっているから。額の筋肉をほぐして、シワをリセットしましょう。パソコン作業の合間にすると、視界も明るくなるはず。続きに緊張が続いて硬くなった頭皮もマッサージ。
①両手を軽く握り、第1関節から第二関節の間の面を使って、眉の上と生え際をほぐします。まず、眉の上に手を置いたまま、5回小さくクルクル円を描きます。手の位置を少しずつ外側にずらしながら4回繰り返します。額の生え際も中央から同様に。
②両手の指をこめかみの横、耳上の側頭部に当てて、上から下へ大きくジグザグを描きます。耳の際まで念入りに。同様に、耳の後ろを通って首の後ろまでほぐして、5回繰り返します。シャンプー時に行うのも有効です。
4.若見えの秘訣は、ほうれい線の改善。
若く見える人は、目の下の筋肉に丸くぷっくりとしたハリがあります。小鼻の横の筋肉をほぐしたら、押しながら口を動かして、リンパを流しましょう。これだけでも、ほうれい線対策に!
①人差し指の腹で小鼻の横を押さえ、小さく左右に5回動かします。肌をこするのではなく、骨をとらえるイメージで、目の真下まで4カ所ほど行います。
②人差し指と中指で小鼻の横を押さえ、そのまま口を「え」「お」の形に10回動かしてリンパを流します。「え」の口の時に、しっかりと前歯が見えるように動かすのがポイント。
5.目力をアップ! 目尻の筋肉リセット。
目尻のシワを解消し、目もパッチリと目力アップする目尻の筋肉マッサージ。目を閉じたときに、押さえた指がぐっと引き寄せられる感覚があれば正解です。まぶたは絶対にこすらないよう注意して。
①人差し指、中指、薬指の3本で、目尻の横を押さえます。目尻から斜め上方向に少し引っ張り上げるようなイメージ。
②目尻横の筋肉をしっかりと指で捉えたまま、目をしっかりと開けて、閉じる。これを10回繰り返します。
まとめ
1つのマッサージで約10秒程度、全部行っても約5分の顔筋マッサージで、顔筋の血行とリンパの流れを改善。肌の細胞に栄養が届き、老廃物が流されるので、細胞が活性化! 顔の血行がよくなると、自然と顔色も明るくなり、メイクのりもよくなるという相乗効果が生まれます。
マイナス5歳の若見え顔を目指すなら、朝夜2回、スキンケア前に行うのがベスト。頬とあごのラインが上がって輪郭もスッキリ、小顔効果も期待できますよ。