くすみ、シワ、たるみの3大悩みを解消! モテ美肌をつくる、セルフ・フェイシャルケアのすすめ。
30代を過ぎると、鏡を見る度に気になり出す、お肌のくすみ、シワ、たるみ。
この3大悩みを解消するには、毎日の正しい洗顔と血行改善のためのセルフケアが基本です。
くすみは、肌細胞のターンオーバーの機能低下が原因の一つ。細胞が表皮に押し上げられ、古い角質となって剥がれ落ちることで、新しい肌細胞に入れ替わるターンオーバーのサイクルは、20代で約28日。
しかし、不規則な生活やストレス、加齢によってこのサイクルが鈍ると、古い細胞が長く居座ることとなり、メラニンの沈着が起こって肌がくすんで見えるのです。
また、朝にはハリのあった肌が、夕方になると黒ずんでくすんでくるのは、血行不良が原因。美肌への最短ルートは、血液の巡りを改善し、肌の新陳代謝を活性化すること。
肌細胞に酸素や栄養分を届け、老廃物を排出する働きが正しく機能していれば、肌の弾力をつかさどる真皮の「コラーゲン繊維」や「エラスチン繊維」がうるおいで満たされ、ハリ・ツヤのある素肌が形成されます。
そこで、美肌を蘇らせるために、朝のメイク前と夜眠る前に今日から即実践できる、お手軽フェイシャルケアの基礎知識をご紹介!
目次
美肌を取り戻すには、毎日の正しい洗顔が第一の基本!
夜ともなると過剰な皮脂や厚くなった角質、大気中のホコリに汗、メイク汚れと、肌は常に不要なものを抱えがち。これらをきちんと取り除かないと、毛穴の黒ずみやニキビなどの肌トラブルを招く原因に。
さらに表皮のケアをおろそかにしたり、間違ったケアを続けていると、外部からのダメージによって、なめらかに張っているはずの表皮をしぼませてしまいます。これがシワやたるみの原因となるわけです。
みずみずしいフルーツや野菜の表面がピンと張っているように、肌の内側が元気だと表面もすこやか。
1日の終わりに、その日の汚れを落としきることが、翌朝の美肌に繋がります。そのための基本のケアは、毎日の正しい洗顔にあると心得て。
ダブル洗顔で汚れを完全にオフ。
①皮脂汚れや汗、メイク剤など顔に付着する汚れには、油性の汚れにもなじんで肌から浮き上がらせるクレンジング剤がマスト。
ただし、クレンジング剤は肌に負担をかけるものも多いので、長く肌の上に置かず、なじませたらすみやかに拭き取るか、洗い流すことが重要です。これでまずは毛穴の奥の汚れをオフ。
②クレンジングのあとは、洗顔料でしっかり汚れを洗い流しましょう。肌を傷めず汚れだけを落とすには、たっぷりの泡で肌を包み込むように、優しく洗うのがポイント。
手でゴシゴシこすることによって肌に必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥などのトラブルを招く原因にも。
クリーミーな泡は、こすらずに肌の上にのせておくだけでも、余分な皮脂汚れを吸着してくれるのでさっぱりと洗いあがります。洗い流すには、乾燥を招く熱いお湯ではなく、人肌程度のぬるま湯が基本。
くすみ、シワ、たるみ。3大悩みの原因となる顔筋のコリは「手のひらマッサージ」で解消。
気になる肌のお悩みは、早めの修復が基本。朝晩の洗顔後のスキンケア=化粧水、保湿のための乳液やクリーム、美容液をたっぷりつけたお肌に毎日5分ほど、基本のマッサージを加えましょう。
マッサージは、スキンケア化粧品の効果を最大限に高めるため、手のひらや指で、ギューッと肌に押し込むようにプレスしながら行います。
手のひら全体を使うときは、まんべんなく力が加わるよう意識して。イタ気持ちいいくらいがちょうどいいチカラ加減。ただし、皮膚の薄い目の周りは、中指と薬指をつかって優しいタッチで行うこと。
くすみ
筋肉のコリをほぐすことで、血行を促進。代謝を高めることで肌がうるおい、メイクののりもアップ。
①最初は両手をグーの形にして、頬の内側から外側に細かく円を描く感じでグルグルまわします。頬全体で、10箇所ぐらい行います。
②5本の指の腹を使って、皮膚を軽くつかんで離すような感じでタッピング。あご先から順に、額に向かって2往復行います。
③右手と左手を交互に使い、手のひら全体で下から上へ、顔をなで上げます。顔のたるみを引き上げながら血行を促進します。
シワ
額や眉間は、シワが出やすいパーツ。顔をしかめたり、眉を寄せたりの表情ジワが深くなってしまう前にマッサージで改善。これは夜のスキンケアの習慣にしたいマッサージです。
①眉の上あたりから髪の生え際に向かって下から上へ、手のひら全体を使って、おでこをグーッと持ち上げる感じですべらせます。これを4回ずつ行います。
②眉間からこめかみまで、内から外に向かって手のひら全体でシワをのばします。これも4回ずつ。
③中指と薬指を揃え、眉間のシワをプレスする感じで下から上に。コリをほぐすように、2本の指で圧をかけながら、マッサージします。約20回が目安。
たるみ
加齢とともに、重力で下へ下へと引っ張られてたるんでしまう頬。頬筋が下がると口元までゆるみ、フェイスラインがもたついてブルドッグ顔の原因に。毎日のマッサージでたるみとむくみを解消し、シャープな輪郭を取り戻しましょう。
①あご下から耳下まで、フェイスラインに沿って下から上へ、手のひらのつけ根あたりでグーッと圧をかけて押します。頬の4か所ぐらいを2回ずつ行います。
②あご下から頬骨まで、手のひら全体を滑らせる感じで、下から上へ頬全体を持ち上げます。
③次に手を少し外側にずらし、②と同様にあごの脇から頬骨まで、手のひらを滑らせる感じで頬全体を下から上へ持ち上げます。
④顔の側面に手をずらし、あごのエラから頬骨まで、下から上へ手のひらを滑らせる感じで頬全体を持ち上げます。②→③→④を2回行います。
モテ美肌を促進する、週に1度のスペシャル・パーツケア。
ほうれい線、目元のたるみやシワなど、加齢とともにさまざまなパーツのゆるみが出てきます。週に1度は、いつものスキンケアより時間をかけて、気になるパーツのスペシャルマッサージをプラスして。
リンパマッサージ
耳の下から鎖骨にかけてのラインは、リンパが集中している部分。マッサージの最初と最後に、このリンパのコリや滞りをほぐして流れをよくすることで、血液の循環を促し老廃物の排出を高めます。これで、このあとのマッサージの効果もグンとアップ!
- 3本の指の腹で、耳の後ろから鎖骨のくぼみへ向けて、ゆっくりとリンパの滞りを流します。左側は右手で、右側は左手で、左右それぞれ5回流します。
目元のたるみ
目の下は、皮膚が薄く刺激に弱い上、メイクの負担や眼精疲労など、血流やリンパが滞りやすいパーツ。できるだけ優しいタッチで、溜まった余分な脂肪や老廃物を流し、血液の循環を促します。これで目の周りのたるみやクマを解消しましょう。
- 中指と人差し指の腹を使って、下まぶたの骨に沿って軽くプッシュします。目頭から目尻に向かって、内から外に2回。
目尻のシワ
カラスの足跡が刻み込まれる前に、目尻の筋肉のコリをほぐし、表情グセをマッサージでのばしましょう。ただし、ここも皮膚が薄いパーツなので力の入れすぎに注意し、優しいタッチで。アイクリームを塗る際にこのマッサージを行うと、浸透力がグッとアップ!
- 目尻のシワに働きかけるように、中指と薬指の2本腹を使って、目尻をマッサージ。細かい円を描くように、内側から外側にくるくると10回ほど。
ほうれい線
小鼻から口元にくっきり入ったほうれい線こそ、老け顔の元凶。これを解消するには、小鼻脇の筋肉のもたつきをほぐして取り去るマッサージを習慣にしましょう。
- 中指と薬指の腹を使って、小鼻脇の筋肉をほぐします。軽く圧をかけながら、小さな円を描くように20回ほどマッサージします。
まとめ
正しい洗顔と、いつものスキンケアにマッサージを5分プラスするだけで、肌質を改善。
最初は面倒でも、続けるほどに肌が蘇れば、価値のある習慣に。楽しく、気持ち良く、大人の美肌を育みましょう。